結婚式のスタイル

結婚式には大きく分けて、「キリスト教式」「神前式」「人前式」「仏前式」があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
日本人は特に信仰している宗教ないという人も多く、宗教上の都合で結婚式の形式を選ぶというよりは、挙式スタイルで選ぶケースが多く見られます。

最も多くのカップルが選ぶキリスト教式

キリスト教式はチャペルでウエディングドレスを着て行う、日本人カップルが最も多く選んでいる挙式スタイルです。
6割を超えるカップルが、キリスト教式で式を挙げているというデータもあります。

憧れの白いウエディングドレスを身にまとい、長いバージンロードを歩くシーンは多くの女性の憧れの挙式スタイルです。
カトリック、プロテスタントなど宗派によって儀式の内容や設備が変わってくることもあります。
ホテルのチャペルなどで行うキリスト教式は、殆どの場合プロテスタント式になっています。

古式ゆかしい魅力の神前式

神前式は、古式ゆかしい神社の神殿で和装にて行う結婚式です。
明治神宮や春日大社など、本格的な神殿で行うタイプもあれば、ホテルなどに建てられた神殿で行うケースもあります。
白無垢や角隠しに身を包んで行う儀式は、厳かでとても奥ゆかしいものです。

斎主さんや巫女さんの導きで三々九度を行い、巫女さんが舞の奉納を行う神社もあります。
神前式のデメリットは、あまりたくさんの参列者を招くことができないという点です。

両親や親族のみのスタイルが多いですが、ホテルに入っている神殿で行う場合は、友人も招くことができます。
神社で行う結婚式は、年配の方にも好評の日本ならではの挙式スタイルと言えます。

自分たちらしいユニークさが魅力の人前式

人前式は厳かな雰囲気が苦手な方や、神や仏よりも家族や友人に結婚を誓いたいという方に選ばれている挙式スタイルです。
決まりごとがないので、自由な演出やプログラムで行うことができ、コストカットもできるため人気を集めています。
人前式は、演出に決まりごとを設けていないので、ブライダルプランナーとアイディアを出し合い、楽しくユニークな式を作ることが可能です。

また、新郎新婦と友人がいれば、どこでも結婚式を挙げることが可能です。
今まで誰も行ってこなかった場所で式を挙げる事もでき、自分たちらしい挙式をしたい方に最適です。

僧侶を呼んで行う仏前式

仏前式は、挙式スタイルのなかでももっとも行われる機会が少ないものです。
先祖の菩提寺や自宅の仏壇の前などで僧侶を呼んで挙式します。

輪廻転生を教える仏教ですから、仏様に来世までの愛を誓う行華などが主な儀式となります。
和装でも洋装でも良く、指輪交換など定番の儀式もあるため、密かに人気を呼んでいる挙式スタイルです。