婚姻直前に身内に不幸があった場合の入籍について
入籍をする直前に、親族に不幸があった場合
婚姻届を提出して入籍をする直前に、親族に不幸があった場合。
基本的には、入籍を延期することが一般的となっています。
いわゆる忌中や喪中となりますので、その期間内は出来るだけ、入籍を始め、結婚式そのものを延期した方が良いと言えるでしょう。
忌中の場合は49日、喪中の場合は一年間とされていますので、この期間は、一旦入籍や結婚式を保留にするという方が少なくありません。
ただし、こちらは絶対という訳ではありません。
各ご家庭の考え方や、亡くなった方との関係性なども踏まえて、双方でよく話し合って決めるという方が多いでしょう。
入籍だけしてしまって、結婚式自体は延期をするというような方法を取っている方もいますので、相談し合ってみて下さい。
天寿をまっとうした年代の方は話が別
亡くなった方は、本人の祖父母や曾祖父母だった場合。
天寿をまっとうして亡くなられている方の場合は、孫、ひ孫の晴れ姿、入籍を心待ちにされている方がほとんどかと思いますので、逆に入籍をした方が良いと考える所も多いでしょう。
中には、遺書で入籍をして欲しいなど残している方も多く、逆に入籍をすることが、故人への手向けとなるケースもありますので、親族間でよく相談をしてみて下さい。
遺書に残されている場合は、遠慮無く、入籍をすることをおすすめします。
ただし、結婚式などの場合、出来れば忌中は避けるに超したことはありません。
余程結婚式が一週間後など、間近に迫っているという訳ではないのであれば、出来ればまずは籍だけ入れると言う形にして、挙式は一旦見送り、保留にした方が良いでしょう。
ですがこちらも、親族間で良く話合いをすることが大切ですので、決まった形式にとらわれる事はありません。
家族や本人同士でよく話合いをすることが大切です
親族に不幸があった場合の対応は、各ご家庭によって色々な考え方があります。
必ずこうしないといけない、ああしないといけないというタイプが無く、近年では非常に自由度が高いため、各ご家庭の対応によりけりと言えるでしょう。
特に、曾祖父母などの、天寿をまっとうされた方の場合は、反対に入籍をしないと、故人が悲しむと考えるご家庭も少なくありません。
しっかりと入籍をしたことを墓前に報告する方が、好ましいと考えるご家庭も多いでしょう。
親族に不幸があった場合、ある程度の事は自重をする必要がありますが、祝い事だからといって、絶対にやってはいけないという事はありません。
各ご家庭なりの考え方がありますので、色々と相談をした上で、どうするべきかを決めるようにしましょう。
入籍のタイミングは下手にずれると、そのままやらなくなるというご家庭もありますので、注意が必要です。