結婚式までの道のりは険しい!
招待客として結婚式に出席をするときには、華やかな衣装をまとい両家の両親や親戚の方たちに囲まれた、まさに幸せの絶頂のような新郎新婦の姿を見ることができます。
私は自身の結婚経験を含め、これまでブライダル関係の仕事に数十年にわたって携わってきました。
そこで断言してもよいのですが、婚姻が決まった瞬間から無事に式が終わるまでの間、何のトラブルもなく順調に話が進んだというカップルは本当にごくわずかしかありません。
挙式のための費用面でのトラブルや、両家の親戚の方との意見の相違、またパートナーとの考え方や段取りのつけかたの違いなど、まさに山あり谷ありの道のりを超えてようやく開くことができるのが通常です。
納得のいく結婚式を
現在は昔に比べて夫婦生活で避けられない問題が発生したときには比較的早くに離婚や再婚という方法がとられるようになってきましたが、きちんと「結婚式」という体裁はほとんどの人が一生に一度だけ行うものです。
そんな晴れの舞台では、できるだけ招待するゲストの方たちには裏側が見えないよう、華やかな印象だけを残したいところですよね。
「結婚式なんかよりもその後の生活の方が長く続くのだし、別に式そのものの成功にこだわる必要もないのでは?」と、特に男性の方で考える方が多いようですが、そんなことはありません。
本当に納得のいく形で挙式を挙げることができたカップルというのは、それだけでその後の生活に高い満足度を持つことができるものだからです。
たとえば籍を入れてから10~20年が経過し、お互いに倦怠期を迎えるようになったとします。
ですがふとした瞬間に自分たちと花嫁(花婿)姿の写真を見て、そこでの幸せを思い出すことができれば、もう一度お互いの関係を見直し、歩み寄る努力をしたいと感じるのではないでしょうか。
また、立派で周囲の人からも評判の高いウェディングを迎えることができれば、のちに生まれてくる二人の子供にも自慢を交えて話をすることができます。
たかがウェディングと見るか、されどウェディングと見るかは個人の価値観ですが、少なくとも女性側(新婦さん)の多くにとっては生涯最高の舞台となることは間違いありません。
このサイトでは、生涯長い時間にわたってたくさんの人の心に残り続けるような、素晴らしい式を開くために必要な知識や、ぜひ踏まえておいてもらいたい起こりがちなトラブルについて場面ごとにわけてそれぞれ解説をしていきます。
すでに心に決めた相手がいる人も、またはこれから相手を探そうとする人も、ぜひとも参考にしてみてください。
