テーブルマナー

披露宴のテーブルマナー

テーブルマナーに関する質問

Q.結婚式を控え、もうじき相手方のご両親や親類の方たちとの食事会を開催することが計画されています。
その時相手ご家族からの提案や希望もあり、和食を専門に扱う料亭での食事会になりそうです。
ですが、私自身洋食でのテーブルマナーはある程度知っているものの、和食についてはどのようなマナーがあるかを良く知っていません。
普段の食事のときには意識して行っていないということもあり、正式な料亭などでの食事ではどのようなことがマナーになっているかを調べたことがなかったということもあります。
せっかく相手の両親との食事なわけですから、できれば悪い印象を与えたくはありません。
ものを食べている姿というのはかなりその人の育ちを反映するものでもあるので、もし自分が知らずにマナー違反をしてしまっていたらと思うと不安になります。
ごく基本的な部分だけで結構ですので、最低限ここまでは守っておいた方がよいというマナーを教えてください。

回答

A.和食のマナーで最も大切になるのは箸の使い方です。

箸はナイフやフォークに比べて持ち方が難しく、さまざまな使い方ができる道具です。
それだけに、きちんと使いこなせているかどうかということが、食事に対する大きなマナーとなってきます。
まず、和食のときに必ずと言ってよいほど登場してくるのが割り箸です。
割り箸は袋から取り出したらテーブルと同じくらいの高さの低い位置で割るようにします。
このとき割ったらすぐに食べ始めるのではなく、一旦箸置きに戻してから使うようにするのが基本です。
同様に、食べている最中に箸を離すことがあったらテーブルに直接おいたりせず、必ず箸置きに置くようにしましょう。
箸を持ち直すときにはまず右手で箸の真ん中を持ち、左手を添えつつ右手を持ち替えるようにしてください。

また、箸使いで絶対にやってはいけないのが「舐め箸」という箸をなめたりくわえたりする仕草や、「寄せ箸」という器を箸をつかって寄せるという方法です。
それと箸で人のことを指し示すこともかなり悪いマナーの例として挙げられます。
それと、普段の生活で何気なくやってしまうのが箸を口にもっていくときに空いている方の手を受け皿のようにして添える仕草です。
これは正式なマナーではNGとなっていますので気をつけましょう。
食べ終わった食器を家庭でするように重ねてしまうというのも、正式な和食の席ではタブーとされています。
普段よりも落ち着いて食事をすれば、自然と好印象を与えることはできますよ。