最近人気の1.5次会とは?

浜辺のウエディング

1.5次会はどんな結婚式?

1.5次会は結婚披露宴よりカジュアルで、2次会よりはウエディング感が強い中間のパーティーのことを指します。
格式ばった挙式や披露宴はちょっと…という層に人気です。
親戚や職場の人を招く場合は披露宴の方が人気ですが、友達や仲間と小さく挙げたいという方が1.5次会を選択されています。

1.5次会が人気な理由

披露宴と二次会のいいとこドリをしているので、自分に合ったスタイルのパーティーにしやすいところがポイントです。一般的な結婚式に比べて値段も低いので、執り行いやすいというのもあるでしょう。
たとえば、挙式では親族や上司などを招いて挙げたあと、友達などの別のメンバーで1.5次会をするということもできます。親しい人とだけ海外で挙式をあげて、帰ってきたら1.5次会をするということも可能です。自分のやりたい形にカスタマイズできるので、いろんなスタイルの1.5次会を作れます。

1.5次会は費用を抑えられる

パーティーに呼ぶ人数や場所によって異なりますが、一般的な披露宴に比べてとても安価です。
ゲストが60名ほどの場合は150万円ほど、30名の場合は4~50万円ほどでできることもあります。演出や料理、衣装の選択肢が変わってきますので、価格は参考程度にしてくださいね。
一般的な披露宴では、参加されるときにご祝儀として納めますが、1.5次会では会費制になっていることが多いようです。1~2万円の会費制に設定したときに、披露宴代の自己負担額をゼロ円に抑えたカップルもいます。
自己負担を全くなくすのはレアケースですが、10~100万円程と一般的なウエディングに比べて費用の不安が少ないのが特徴です。

会場も理想の場所を選べる

1.5次会ができる会場は幅広く、ホテルや結婚式場で1.5次会を開催することも可能ですし、お気に入りのレストランやカフェでも開催できます。プール付きのゲストハウスを一棟貸し切って海外のパーティーにするのも人気です。
ただ、結婚パーティー慣れしていないお店の方が多いため、専門プランナーに依頼したほうが安心して楽しめるかもしれません。
他にも、音楽好きな新郎新婦はライブハウスでスタンディングパーティーにしたケースもあります。好みのスタイルで演出できたり、友人と作り上げていく形で一緒に楽しめたり今までにないパーティーを作れますよ。

料理提供の種類

料理の提供方法として、一般的な結婚式同様にフルコースで料理提供する1.5次会もできますし、ブッフェスタイルや、大皿スタイルにもできます。
コースタイプは単価がたかくなりますが、ブッフェや大皿スタイルであれば会費を抑えられます。
また、立食ブッフェタイプではカジュアルなパーティーになりますので、思い描くスタイルに合わせて考えていきましょう。

1.5次会の準備はどうする?

一般的な披露宴、結婚式は7~8ヶ月前から準備する人が多いですが、1.5次会でも同じく半年から一年前には準備を始めています。
こだわりのスタイルがあれば時間はかかりますが、シンプルなパーティーでは一週間前からの準備で間に合うということもあります。

大きく分けて、4つの準備があります。
会場の準備、来客用の準備、新郎新婦用の準備、演出内容やプログラムの準備です。

会場の準備

日程や時間、会場などは最初に決めていきます。会場の雰囲気やサイズ感、料理が想像するスタイル似合うのか、予約が取れるのかはまず確認しておきましょう。
料理の内容やパーティースタイル、必要な機器が揃っているかなども確認が必要です。カフェやレストランではプロジェクターがないところもあります。持ち込みになる場合はレンタルの準備もしておきます。子供が多い場合のサポートがあるか、年配の方向けに食事を調整できるか、呼ぶゲストに合わせて確認事項は変わります。

来客用の準備

招待したい人のリストアップから招待状の作成、幹事や司会進行の依頼も早めに依頼しておくと安心です。招待状は手紙が主流でしたが、最近ではラインやフェイスブックなどのSNSで参加可否のイベントを作成して投稿してもらうカジュアルな方法が人気です。年齢層によっては使用しているSNSが異なるため、招待漏れがでないようにリストアップしてから連絡するようにしておきましょう。会費制にする場合は招待イベントに記載しておくと安心です。
また、ゲストへのギフトは人数が分かり次第手配しておきましょう。遠方から呼ぶ場合は、ホテルの手配なども必要に合わせてチェックしておきます。
座席表はギリギリまで変更が可能なため後回しにしがちですが、パーティーが近くなると忙しくなってくるため、早めに仮決めしておくのがおすすめです。

新郎新婦用の準備

当日着るドレスや衣装の選定、ヘアメイクやカメラマンなど事前に依頼が必要です。ブーケやウェルカムボードなど手作りする場合は、早めから準備を進めておきましょう。
馴れ初め動画作成は作り慣れていない人ではかなりの時間がかかります。余裕を持ったスケジュールで作成を進めていきましょう。親への手紙は、結婚を決めたときの気持ちで書くのがおすすめです。パーティーの準備でバタバタしているタイミングではゆっくり振り返って考えることが難しい場合も。気持ちが高まっているときに書いて、式が近くなってから読み返して調整をすると言い回しなど文章をきれいにブラッシュアップできます。

演出内容やプログラムの準備

タイムテーブルを組む際に、余興を入れる場合は事前に依頼をしておきましょう。ビンゴクイズなどのゲームをする場合は景品の準備も必要です。
ウエディングケーキは会場で作ってもらえない場合もありますので、予約と受け取り日のスケジュールなども確認しておきましょう。当日新郎新婦が取りに行くことは難しいと思いますので、友人や親戚に相談しておきます。余興やゲームをする場合は、控室が準備できるか、照明や音響などこだわり対部分があれば事前に確認が必要です。

1.5次会の衣裳やゲストの服装は?

ゲストの服装は、招待するときにドレスコードを事前に伝えてあげると安心できます。コンセプトに合わせて服装をフォーマルにもカジュアルにもできますので、思い描くパーティーにあう服装を指定しましょう。
ゲストがカジュアルなのに、親族が着物やタキシードというチグハグが起きないよう身内にもしっかり説明しておいてください。

新婦のドレスは、カラードレスはウエディングドレスや和装にする方もいますが、多くはボリュームを抑えたドレスのほうが人気です。1.5次会では歩き回ってゲストとお話する機会が多いため、ミモレ丈のドレスだと動きやすいのでおすすめ。合わせてトークハットをつけると華やかに見えますよ。
新郎の衣装はカジュアルになりすぎないように気をつけましょう。新郎新婦でコンセプトやトーンを合わせてワンポイントをつけるとバランスが取れると思います。
1.5次会でも会費を支払ってもらっているので、カジュアルにしすぎるとゲストにがっかりされてしまうことも。パーティーのスタイルがカジュアルでも、崩しすぎないようにしましょう。

1.5次会に対する不安や疑問Q&A

お色直しはする?

1.5次会ではお色直しは行わず、1着にするスタイルが多いようです。お色直しをする場合は会場やプランナー事前に相談しておきましょう。1.5次会では和装、2次会ではカジュアルドレスにするような方法もあります。

会場への支払いはいつ?

事前に一部納める場合や、パーティーが終わったあとの後払い、会費を集めてその場でというパターンがあります。
会場から指定される期日になるため、支払いのタイミングは事前に確認しておきましょう。

黒字ウエディングにする方法は?

会費やご祝儀の想定額をベースに一人単価を考えてプランを作っていくと、持ち出し費用を大幅に抑え、プラスにすることも可能です。
招待人数が多いと額面は高くなりますが、黒字にしやすくなります。支出を減らすことに注力してしまってチープな演出になってしまってはゲストの反感を買ってしまうことになりかねません。
会費と演出や料理バランスが大事です。

司会進行はプロじゃなければいけない?

友人の中から司会を選びたいという方もいると思いますが、慣れていない方に依頼するとグダグダになってしまうこともあります。
プロに任せるとスムーズで、もしものときの臨機応変な対応ができるでしょう。友人に場馴れしている方がいないときは、プロに依頼するのがおすすめです。

ウエディングケーキはどうしたらいい?

1.5次会ではウエディングケーキを用意しないこともあります。会場によっては持ち込みNGというところもありますので、事前に確認は必要です。
カジュアルなパーティーではハンバーガーでケーキカットの演出をしたり、バームクーヘンでファーストバイトをしたりすることも。
ウエディングケーキを予定している場合は、専門店で事前予約が必要になりますので、早めに確認しておきましょう。

1.5次会での失敗例

会場の持ち込み料やサービス料を甘く見ていたら、会計時に大金を請求されたというケースがあります。
ドレスやDVDなどを持ち込むのは無料と記載されていても、ドレスの管理費5万円、DVDの映像出力用機材使用量10万円、ウエディングケーキ持ち込み料2万円ということも。
サービス料は10%が相場ですが、大きなパーティーで例えると費用が500万円だった場合、消費税でまず10%かかり550万円になります。そこから10%サービス料がかかり、605万円の請求になります。目を疑うことにならないよう、事前にサービス料や持ち込み料がいくらになるのか確認しておきましょう。

素敵なウエディングパーティーになるように、事前準備をしっかりおこなって、楽しいパーティーにしてくださいね。